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34.4kw出力、中規模太陽光発電所の先駆け。

《自社発電所》 谷戸太陽光発電所

太陽光発電所

売電を主とした中規模(10kw以上)の太陽光発電所は日本でも数が少なく、また、農地を利用していることも当社の発電所の特徴です。当社の発電所の模様を、太陽光発電に必要なものの基礎的な説明を交えながらご紹介致します。

1.太陽電池

太陽電池は、ソーラレックス製、昭和シェル製など、さまざまなメーカーのものを使用しています。メーカーによる大きな違いはありません。

太陽電池の寿命は約20年とも言われていますが、30年近く前に製造された太陽電池も、問題なく発電しています。2005年に1枚の中古パネルのガラスが割れました。その後の経過はこちら。
太陽電池の半導体に太陽光が当たると+-の電位差が生じ、直流電気が生じます。

太陽電池

2.太陽光パネル(モジュール)

当社では、田んぼに沿って、大部分の太陽光パネルをを南向きに、一部を西向きに設置しています。
田んぼの土手に太陽光パネルを設置している様子太陽光パネルの設置例南向きのパネルは、冬に雪を滑り落としやすくするために約40度に傾斜させ、西向きのパネルは太陽光を受けやすくするために水平に近い角度で設置しています。
傾斜した田んぼにの土手に設置した太陽光パネル田んぼに沿って設置した太陽光パネル
パネルは南向きに、緯度(山梨県北杜市の場合35度位)と同程度の傾斜で設置すると、発電効率的がよいとされています。

3.インバータ

中規模(10~20kw)の連結系統(電力会社の電線と連結させる)用太陽光発電インバータインバータとは、発電した直流電気を、使用し、売電するためにインバータで交流電気に変えるための装置です。
住宅用などとして市販されている5kw以下用のインバータ4台
1997~1998年に東京電力㈱から研究開発補助費1000万円を得て、中規模(10~20kw)の連結系統(電力会社の電線と連結させる)用太陽光発電インバータ(左写真)を開発しました。(当時のインバータは5kw規模のものが最大でした。)
1999年より運転を続けています。

出力規模は、当初12kwでしたが、6年間で33.4kwにまで拡大しました。規模の拡大に伴い、住宅用などとして市販されている5kw以下用のインバータ4台(右上写真)も設置しました。

4.売電・買電メーター

使用後に余った電気を売り、発電できない夜間や雨の時に電気を買うために、電力会社のメーターを取り付けます。
メーター当社では2セットの売電・買電メーターを設置しています。
写真左のセットは、業務用の3相200V(動力)の電力を、約12円/kwh で売り買いするメーターです。
写真右のセットは、家庭用と同じ電力を25~30円/kwh 前後の価格で売り買いするメーターです。(契約は「ナイト10」)

※2009年11月から太陽光発電の新たな買取制度が始まっています。当社の設備は10kW以上の発電設備として全てが24円/kWhで売電されています。

< 太陽光 >

山梨県北杜市は、日照時間が平均より長い場所です。
農地の法面に設置した太陽光パネルまた、当社の太陽光パネルは、開けた農地の法面に設置されており、日射を遮る建物や高い木が周りにないことも、太陽光発電に適しています。
日射がパネルに当たっている限り、発電ができます。気温が高い時には発電効率が下がります。また、くもりや雨の日も明るさに比例して発電します。

谷戸太陽光発電所の説明▲谷戸太陽光発電所(クリックで拡大)